下処理の基本ではありますが、根本の方は筋が多いので硬い部分は切り落として１/３はピーラーでむきます。穂先は柔らかいのですが、根本の部分は口に残るのが苦手な子も多いと思うので、その際は繊維を断つように斜め薄切りや輪切りなどに刻んであげると食べやすくなります。
青臭さが苦手な子は、バターやオリーブオイルで炒めたり、マヨネーズでコーティングすると良いでしょう。ニンニクと炒めたりするのもマスキング効果に。
「しなしなっ」となってしまったアスパラも食感が悪いので、先を少し切り落として水につけてあげるとシャキッとなり、食感が良くなります。

ピーマンはヘタの部分を見て五角形よりも六角形の方が苦味が少ないと言われています。苦味成分は水に晒すと軽減されるので、繊維を断つようにして輪切りにし、水に晒すとかなり苦みが変わります。２、３回水を変えてみてママやパパが試食をしてみると違いがわかるかと思います。苦味が少なくなってきたな、と思ったら調理へ。更にバター、マヨネーズ、米油など油でコーティングをすると苦みのマスキング効果が出るので、素揚げにしても揚げ浸しにしても◎。（小さく切ってあげると食べやすいですよ）
また、卵でコーティングをすると苦味を感じにくくなるとも言われているので、オムレツ、卵焼きなど卵でとじてあげる調理法もおすすめです。

酸味が苦手、食感が苦手という子が多いですが、酸味が苦手な場合は加熱をするのがベター。トマトソースなどはしっかり炒めて、砂糖を少量加えると酸味とのバランスが取れます。チーズを合わせたお料理でも酸味を和らげられます。
食感が苦手なら皮剥きがおすすめ。湯むきが面倒であれば冷凍トマトなら簡単に皮が剥けます。
すりおろして使うのも一つの手。麺つゆなどと合わせれば冷やしうどん、そば、そうめんのツケだれにもなりますし、トマトの旨みと麺つゆの旨味の掛け算、麺つゆの甘味でトマトの酸味も和らぐなど、食べやすいポイントが詰まっています。
（すりおろしトマト１個に対しめんつゆ（３倍濃縮）大さじ２〜４０ml）